地震・エレベーター・エスカレーター

 南北線後楽園駅は、地下6階に相当すると聞いたことがある。大深度地下である。この駅をよく利用するのだが、地上に出るには長〜いエスカレーター(はじめて利用する人が「わあ〜、すご〜い」などと言っているのを耳にすることがある)を利用するか、エレベーターを利用するか、どちらかになる。

 時間的にはエレベーター利用の方が早いようだが、待ち時間がいやなのでエスカレーターを利用することが多い。しかし、このエスカレーター、大地震のときにはかなり危険ではないか?先日の地震よりも大きな揺れが突然来たときに、転落してしまわないか、実は心配である。ベルトをしっかりつかんでいても、転落する危険性はある。いや、ベルトをしっかりつかんでいても、上から人が転落してきたら、おしまいだ。ラッシュ時には2列あるエスカレーターは人でびっしり埋まる。それぞれの左側はエスカレーターにそのまま乗せられて上まで行く人で埋まり、その右側を多くの人が上っていく。何人ぐらいがエスカレーター上にいるのだろうか。50人ぐらいはいるだろうか、それ以上か。運悪く下の方にいたら圧死する危険性がある。上の方なら転落しても、下の人がクッションになって助かるかもしれない。エレベーターなら閉じこめられるだけか、それならばエレベーター利用の方が安全か・・・。

 そんなことをときどき考えながら利用していたら、先日の地震だ。その日は同駅を利用していなかったが、昨日、利用したので、エレベーターが止まったかどうか尋ねてみた。エレベーターは止まらなかったらしい。エスカレーターの安全策を聞いてみたが、もちろんそんなものは考えていないとのことだった。

 やはりエレベーターを利用していた方がよいのかな。